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Column

10 ハワイ建築ビジネスを訪ねて

 

 東京からの旅疲れも何のその。ホテルに荷物を放り入れ、歓迎レセプションまでの小一時間をタクシー飛ばした先がデユラン・メデイアファイブオフィスでした。10数名の所員で世界各地の建築インテリアデザインを手掛けている。日本でも東京湾ウォーターフロント高層マンションなどデザインマンションのはしりを担ってきた。

 
ご案内役Drマイケルによるとスタッフは世界中から集まっており近年はベトナム・韓国そして日本から多いとのこと。オフィス内で目を引いたのが各人のスペースの片側はコンピューター、片側は昔ながらの製図板があることでこれはコンピューターによる設計の盲点をカバーしつつデザイナー自らの手で空間を確認するいい手法だと感心した。ホテルまでマイケルさんご自慢のカブリオレで送って頂いたが、知人に会うこと数回。「ここでは車越しにミーテイングができますよ。」と笑っておられました。 

 
逗留先ホテルに約束の三十分前に現れたのが前WUBハワイ会長ソンブレロさん。彼はコーヒー豆の輸出業の傍ら、その日は本業の不動産業でオープンハウスを案内してくれた。カハラという高級住宅地で3軒回ったがここでもインテリアの主流は中国様式であり「今一番の顧客は中国人です」とのご説明でした。さすが世界の別荘地「ハワイ」と感嘆したが「数年前は韓国風が主流でした」との事で建築様式もここでは世界経済動向次第という訳である。 

 リゾート地でのビジネスは他から見るよりさぞご苦労も多いと察するがしかし、Drマイケルもソンブレロさんも大いに仕事を楽しんでいる印象でした。この分だとソンブレロさんの「ハワイ初の温泉リゾートを作りますよ!」も直ぐかも知れない。

(菅原律子/菅原律子設計事務所代表)


2004/04/01(WUB東京会報誌掲載分)

 
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