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         ・タイニーハウスやモバイルハウスなどの小さな家のデザイン研究を進行中です。 2016/10/31更新
 
   
    
   中学生の時に古文で習った鴨長明の方丈記。その方丈庵という約4畳半くらいの建築物がいつも引っかかっておりました。
  それから設計の仕事を始めてからの小さな茶室の空間。とても落ち着く。。。でもそれはあくまでも趣味的な、精神的な空間だと。
 しかし2011/3/11の大震災により体育館等に避難された方の生活、そして仮設住宅での長期にわたる生活。もちろんこの時から、建築設計にかかわるものとしていろいろと考えておりましたがこれはあくまでも避難、仮設という概念から飛び出すようなものではなく、より良い避難生活ができるようにというアイデアでした。
 ところが2016年4月の熊本・大分の大地震。
古い民家だけではなく新しい耐震基準の建物も軒並み倒壊してしまいました。これは大変ショックな出来事でした。

 そして被災者の方々の避難生活が始まりましたが、東日本大震災の教訓はあまり生かされずに車の中で泊り体調を崩される方たちが多く出てしまいました。
 仮設住宅の建設も、適当な土地がないなどでなかなか進みそうにありません。アルピニストの野口健さんなどの呼びかけでテント村ができて足を延ばして、さらにプライバシーの確保もできるということは今後の震災避難において一つのいい方法論が見つかったのではないでしょうか。
 またタレントの清水邦明さんがトレーラーハウスの有効性を説くなどしていたことも新たな動きと思われます。

 私もトレーラーハウス、モバイルハウスなどの移動できる家ならば災害の時になんとかできるのではないかという思いがだんだん強くなってきました。また小さなユニットの家をつなげていけばサスティナブルにもなるしと、どんどん妄想は膨らみまるで学生のころに戻ってしまったようです。
 トレーラーハウスをネットで調べてみましたが、今あるものはアメリカンなデザインかプレハブのただの箱のようなものが多く、日本の街並みに合うような多様性がありません。
 もちろん出発は震災からなのですが、やはりいいデザインの空間に住みたいなと思い小さな家のデザイン研究をしようと思ったわけです。
 地方への移住者が少しずつ増えているようですが、人気の場所は空き家があまりありません。だからと言って数千万の家を新築してと言うわけにはいきません。
 これは万人のためのものではないかもしれませんが、地方への移住を考えている若い人たちやこじんまりと暮らしたい人の為に少しでもお役にたてればと思います。
 更新はのんびりということになってしまうと思いますが、私自身これから小さな空間に住もうと思っているので、とりあえず始めてみたいと思います。  
                                                      櫻庭
 
 
2016/10/31、タイニーハウスの基本プランについて   
   タイニーハウスのデザイン研究をするにあたって、基本的なプランを一つ作ってそれでデザインの展開をしていきたいと思います。プランをいろいろと考えましたが、とても小さいもの(小屋的)や複雑なものはそれだけでデザインを規制してしまうと考えたので一般的な物から始めてみたいと思います。とりあえず設置場所、法的な条件等、オフグリッドなどの設備的なものは今回は入れないことにしました。 
 また、窓など開口部はそれぞれのデザインによって変わってくると思いますので、プラン上の表示はありません。
 
     
     
2016/8/25、世界の小さな住まい方を発信するYADOKARIと一緒に「リアル未来住まい方会議」に参加してきました。   
         
   福岡市中央区清川で行われましたトークイベント。YADOKARIのお二方や丸腰不動産の後原さんなどの小さく住むということについての考え方、事例紹介などのお話でした。http://yadokari.net/event/46352/    清川リトル商店街のプロジェクトで生み出された様々なショップの形が表現されています。http://littleshoutengai.com/  
         
  ミニマルやスモール、小商いなどのキーワードが若い人だけでなく高齢者にも影響を与えているなどの話があり、どんどん面白いことになりそうです。  
     
2016/8/6、福岡県上毛町のミラノシカにてとり小屋を作ってきました。これもタイニーハウスのジャンルかな?   
         
   福岡県上毛町のミラノシカからの眺望。海も見えますよ。瀬戸内海です。    ミラノシカは「未来のシカケ」という町のプロジェクトの発信地です。ここでいろいろなイベントをします。  
         
   こんな形のとり小屋を総勢6人くらいで作ってみました。すべて廃材を使いました。    小屋の住人は烏骨鶏。鳥にしては豪邸?2階も作る予定です。  
     
   これでも人が寝られるくらいの広さはあります。タイニーハウスを手作りするスタディーとしては良いのではないでしょうか?
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