中庭を挟んだ２世帯の家DATA

この設計のテーマ

・二世帯を同一敷地で、なるべく独立させるようなゾーニングを考える。
・シンプルモダンなデザイン
・風が強い地域なので玄関部分をどのように風・砂などから守るか。

お客様からのご要望

　まず、最初にお話を頂いた時は、増改築による二世帯住宅を、というご希望でしたが、実際に概算見積りをとってみたら元の家の築年数や構造のことを考えると新築した時と金額が変わらないということになり、新築で計画を進めることになりました。
　なるべく独立した二世帯住宅にしたいとのご希望があり、いろいろとプランを考えた結果中庭を作り、それを挟んだように各世帯を配置するようにしました。また目線のことも考えて、窓の配置、大きさなども吟味しました。
　ここは季節によって風が強く吹き、砂なども家に入りやすいので玄関は風除室付にして、各世帯独立させました。
　親世帯のインテリアは落ち着きを持たせる為に少し濃い色の木を使い構成しています。また部屋を細かく区切るのではなく、LDKはワンルームとなっています。窓の大きさもメリハリをつけて、まさにピクチャーウインドウになっています。
　子世帯のインテリアは白を基調にしています。1階と2階にリビング空間があり、テレビ、映画や音楽鑑賞など好きな時に気を使わないで楽しむことが出来るようにしました。2階のLDKは天井を高くして大きな窓とともに開放感を得られるようにしました。
　お客さまのご要望がはっきりとしていたので、プラン、空間を考える際にスムーズにイメージを持つことが出来たと思います。

設計データ

所在地：　埼玉県深谷市　　　　　　　　　
工事種別：　新築工事　　　　　　　　　　
構造・規模：　木造　、地上2階
延べ床面積：　197.4・
竣工：　2005年12月
撮影：　櫻庭紀之　菅原律子

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